エアコン咳とはエアコンを使用し続けることで発症する咳のことで、風邪を引いていないのに咳が出てしまうことを言います。
暑い夏や寒い冬など、室内でエアコンをしようしていると発症することがあります。
ほうっておくとさらに咳が悪化し、喉の炎症もひどくなることも。
ではこのエアコン咳。どうやって対策すればよいのでしょうか。是非エアコン咳の原因や症状・対策法を知っておいてください。
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エアコン咳の原因

エアコン咳の原因はズバリ寒暖差とハウスダストです。
室内と室外の温度差で喉の粘膜が炎症を起こしてしまい、
そこにエアコンの冷気を直接あびたり、ホコリやカビを吸い込むことで咳が出てきます。
「エアコン温度の設定」と「エアコンの掃除の不徹底」がエアコン咳の原因というわけです。
エアコン咳の症状

エアコン咳の症状は、当然ながら『咳』ですが、風邪が原因ではなくエアコンが原因です。
ですので熱を伴うことはないのですが、喉が炎症しているのでエアコン咳をほうっておくとウイルスが喉の粘膜から侵入しやすくなります。
エアコン咳の症状は2~3週間ほど続き、症状が重くなると「ヒューヒュー」といった咳や「ゼーゼー」といったつらい咳に変わることもあります。
普通の咳ならまだマシですが、喘息のような咳は体力も使いますし本当に辛いものです。
このような咳が長引くようでしたら、医療機関を受診するようにしましょう。
エアコン咳の対策

エアコン咳の対策は、一言で言うと正しくエアコンの温度を調整をすることです。
暑い夏場は室内の温度を下げすぎず、27℃~28℃に保つようにしましょう。また、直接冷気に当たらないように調節しましょう。
冬も同様にエアコンの温度を上げすぎないようにします。
また、エアコン内部に発生しやすい「カビ」や「ホコリ」もエアコン咳の原因になります。
温度差が原因で喉が炎症を起こしているところに、カビの胞子やホコリが喉の粘膜を刺激してさらに炎症が進むこともよくあります。
エアコン内部のカビとホコリ対策

温度調整の他にもう一つ重要な対策、それがエアコン内部のカビとホコリ対策です。
エアコンは使用時、温度差で内部に水滴が溜まりやすいのですが、エアコン内部の水滴をほうっておくとカビが発生しやすくなります。
また、掃除を怠っているとホコリがエアコン内部で溜まります。
その対策法として、情報番組「スッキリ!」で紹介していたのは、
エアコンを止める1~2時間ほど「送風」でエアコン内部を乾燥させるという対策方法でした。
確かにこの方法でも良いのですが、エアコンを1時間も送風にし続けるのは、特に暑い夏には難しいこと。
ですので、送風時間は15分程度にしてあとはエアコンを止めておけば、カビが大量発生する前にある程度エアコン内部の湿気は取り除けます。

他にも、フィルター掃除くらいはしておかないと、エアコン内部にホコリが溜まりやすくなります。
まとめ
熱中症続出の暑い夏。エアコンをつけて体調を壊さないようにすること必須ですが、
そのエアコンの使用が、新しい「エアコン咳」という症状を生み出すこともあります。
外気との温度差が大きくなりすぎないように、エアコンの温度を設定したいところですが、外気は36℃以上になることもあるので、
エアコンをまったく使用しないというのも難しいところ。
一番いいのは暑い時間は仕事や勉強や遊びを一切せず、体力を温存する意味で日陰で何もしないのが良いのでしょうけど、
今の日本でそんなことはできませんからね(;^ω^)
せめてエアコンのカビやホコリで喉をヤラれないよう、掃除くらいはしっかりとしておきましょう!
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