砂糖依存症とは、砂糖の入った甘いものが食べたくなって仕方がなくなる状態を言います。
いつも甘いスイーツのことを考えたり、甘いものを断つとイライラや頭痛などの禁断症状も出ることから、
糖類の大量摂取は麻薬依存と同じで依存症になりうると考えられています。
私も体験した砂糖依存症。治すために行った方法やそのときに現れた禁断症状など、実体験を交えてお話します。
目次
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砂糖依存症とは?

砂糖を摂取しないと禁断症状が出たり、甘いものについていつも考えたり甘いものがやめられない状態のことを『砂糖依存症』と言います。
甘い糖類を摂取すると脳内伝達物質であるドーパミンの分泌が加速します。またエンドルフィンと呼ばれる脳内物質の分泌も促されます。
この2つの物質は快楽物質と呼ばれるもので、この2つの分泌が過剰になると、その快楽を求めて依存状態になってしまいます。
砂糖依存症とは医学的には確立された定義や病気ではありませんが、ラットを使った実験では砂糖の依存性は証明されています。
快楽物質とは?
麻薬の成分に似ている物質、または麻薬を摂取したときにも大量に分泌される物質であることから、
ドーパミンやエンドルフィンはたびたび『脳内麻薬』と呼ばれることがあります。
脳内麻薬は通常の分泌量なら悪いものではありませんが、過度に分泌されると快楽が高まりすぎてそれに依存してしまうことがあります。
砂糖依存症の禁断症状

砂糖依存症は麻薬依存と似ています。
- 甘いものを「食べ(飲み)まくる【乱用】」
- 甘いものが「欲しくて仕方ない【渇望】」
- 甘いものを「やめると体調が急激に悪くなる【禁断症状】」
- 甘いものの「かわりになるものにも依存しやすい【交差感作】」
これらはすべて麻薬常習にも当てはまるもので、砂糖の摂取でも同じ現象が見られることが、ラットを使った実験で立証されています。
砂糖依存症の禁断症状は一般的にはイライラ、頭痛、胃の不快感などが現れます。
ラットを使った実験では【震え】の症状も見られたため、
砂糖依存の強い方は震えや目の痛みなど、麻薬の禁断症状のときのような症状も出ることがあります。
砂糖依存症の症状

ちなみに砂糖依存症の禁断症状は、砂糖をやめたときに現れる症状であって、砂糖依存のときの症状ではありません。
砂糖依存のときの症状は
- 頭が働かない
- 体がだるい
- 体のあちこちが凝る
- うつ状態
- 肌が荒れる
- シワやシミが増える
- 肌がたるむ
などの症状がよく出ます。で、甘いものを食べると症状が軽くなったり消失したりします。
外見が老けやすくなるというのも砂糖依存症の特徴で、
これは大量に摂取した糖類が体内のタンパク質と結びつき【糖化】反応によって起こる特徴です
また、糖尿病までなると合併症などの症状が出てきますが、これは砂糖依存症の症状というよりも糖尿病の症状として診断されます。
砂糖依存症の治し方

私自身、砂糖依存症になったことがあります。
幸い、糖尿病にはなりませんでしたが、体のだるさや体が凝ったり気分にムラが出るなどの症状が出ていました。
また、急に顔が老けたり二重あごになったりしたのもこの時期です。
最初は糖類の摂取で太ったのかと思ったのですが、これらも砂糖依存症が原因だったようで、砂糖依存症を克服したら自然に治りました。
砂糖依存症克服法【砂糖断ち】

砂糖依存症を克服する簡単な方法は、砂糖を摂取しないことです。つまりは【砂糖断ち】を行うことです。
ですが言うのは簡単。実際にやるとなるとなかなか難しい!
依存になってるわけですからね。すぐに甘いものをやめるのは簡単ではなかったです。
私もしっかりと準備をしてなかったので、最初は失敗しましたしね。
ですが準備をしっかり行い覚悟をしっかりと持つことで、二回目はちゃんと成功させることができました。
砂糖断ちに必要な期間は約三週間ですが、最初の一週間を乗り切ればあとはなんとかなるものです。
砂糖断ちについて
砂糖断ちの準備

甘いものを断つわけですから、身の回りにある甘いお菓子やスイーツ、飲み物を処分しましょう。
砂糖断ち一週間の間に食べる間食を用意しましょう。
- ナッツ類
- 無糖ヨーグルト
- チーズ
- ドライフルーツ(砂糖なし)
- その他、砂糖や人工甘味料未使用の食べ物
はちみつを砂糖断ちのメニューに入れている人もいますが、
私は「はちみつ」が呼び水となって砂糖断ちが失敗した経験があったため、はちみつは使いませんでした。
砂糖断ちの覚悟
砂糖断ちは甘いものが食べたいという欲求との戦いです。ですが期間がすぎると甘いものが食べたいとは思わなくなります。
そのことを知っておくために、砂糖断ちを行う前の覚悟と砂糖断ち中の流れを知っておくことが大事です。
最初の3日間
最初の3日間は特に辛いことを憶えておきます。ひどい禁断症状が出る人もいますが、ここは乗り切るしかありません。
クロミウム・ピコリネートとL-グルタミン酸が糖質への欲求効果を減少させるという話もありますので、
必要な方はこれらのサプリメントも摂取すると良いかもしれません。
用意した食材で間食をして甘いものへの欲求を和らげます。
最初の一週間

最初の一週間目は禁断症状も辛く誘惑に負ける可能性もあるため、コンビニやスーパーのお菓子コーナーなどには立ち寄らないほうが懸命です。
空腹時や甘いものがたべたいときは、あらかじめ用意しておいた食べ物を食べるようにしましょう。
二週間目

二週間目は不意の誘惑に負けることがあるので、毎日気を引き締めて行動しましょう。
特にスーパーやコンビニに行くときなどは、本当に思いがけずに「ふら~」っとスイーツコーナーなどに足が向いてしまいます。
買い物する前に買い物リストを作って、それ以外の商品には目を向けずに買い物するのがコツです。
ラスト三週間目
三週間目になると甘いものへの欲求は収まっていますが、甘いものを食べるとコントロールが利かなくなる状態ではあるので、
甘いものを食べないように、心に留めておきましょう。
砂糖断ちのやり方
砂糖断ちのやり方は、甘い物(お菓子、スイーツ、清涼飲料水)を一切摂取しないこと!
最初の頃は辛いですが、一週間もすればスイーツに対する欲求はかなり抑えられますので、まずは一週間頑張ってください!
それを乗り越えられれば八割型成功したのも同然。あとは気を引き締めて生活をするだけで甘いものからおさらばできます。
砂糖依存症を克服できると、今までにはなかったような爽快感を感じることができます。
やり方は単純ですが、まずはしっかりと準備をして心構えを整えてから、砂糖断ちを行うようにしてください!
まとめ

私は今はすっかり砂糖依存症を克服できました。
体は軽いし、頭もスッキリしているし、なによりもイライラすることが本当に少なくなりました。
ここまで体って変わるんだな~って、自分でも驚くくらい体調が良くなりましたよ♪
今もたまにスイーツなどを食べることはありますが、少し食べたら「美味しかったです。ごちそうさま」という感じになってます。
毎日スイーツを欠かさなかった以前の私からは想像もできない変化です。
砂糖依存症で悩んでいる方、是非砂糖依存症を治してこの体調の変化を体験してください!
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