病気

人食いバクテリアの原因や初期症状・予防法について

人食いバクテリアについてニュースで報道されることも多いことから、名前を知っている方も多くなってきました。

名前からして「人を食うバクテリア」なのですから、ものすごく怖いですよね。この人食いバクテリア、実は私達と共生しているというから驚きです。

人食いバクテリアの原因や初期症状についてまとめました。

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人食いバクテリアとは?

人食いバクテリアは、もともとどんな人にも存在している常在菌『連鎖球菌』です。

また、そこら中に存在している、とてもありふれた菌です。

しかし、この常在菌である『連鎖球菌』が突如として凶暴化した時、恐ろしい人食いバクテリアに豹変します。

凶暴化することを『劇症化』といい、人食いバクテリアに豹変した連鎖球菌を「劇症型溶血性連鎖球菌」と言います。

人食いバクテリアの原因菌は劇症化した連鎖球菌なのですが、劇症化する原因はいまだに謎のままです。

連鎖球菌と溶連菌の違いは?

人食いバクテリアの原因菌は、劇症化した連鎖球菌です。

人食いバクテリアは日本語では「劇症型溶血性連鎖球菌」と言います。

  • 劇症化した
  • 血性の
  • 鎖球

これらの中から文字を抜き出したものが劇症型溶連菌です。

つまり、連鎖球菌が溶血性の感染症を引き起こした場合に、溶連菌と呼ばれることがあるのです。

溶連菌とは?

では、劇症化しなかった溶血性の連鎖球菌はなんと呼ぶかというと、

  • 血性の
  • 鎖球

つまり溶連菌とよび、一般には化膿レンサ球菌と呼びます。症状は幼児に起こる急性扁桃炎や急性咽頭炎は、溶連菌が原因になることが多いです。

劇症型溶血性連鎖球菌感染症とは、連鎖球菌が溶血性の感染症を起こし、それが劇症化するまでひどくなった状態を言います。

人食いバクテリアの原因

連鎖球菌が感染症を起こすとき劇症化した場合、人食いバクテリアと呼ばれるような状態になることはすでに説明しました。

では、なぜ人食いバクテリアになるのかというと、その原因についてはわかっていません。

ただし、人食いバクテリアに感染しやすい可能性があるとして注意喚起されているのは以下のような方々です。

注意が必要な人
  • 免疫力が低下している人
  • アルコール摂取量が多い人
  • 感染症にかかっている人
  • 免疫抑制剤を飲んでいる人
  • 出産中、あるいは直後の人

これらを見て分かる通り、人食いバクテリアに感染しやすい可能性のある人はすべて「免疫が低下している人、あるいはその可能性がある人」です。

ただ、連鎖球菌は常在菌ですし、劇症化する原因もわかっていないので、上記の人がすべて人食いバクテリアにやられるわけではありません。

免疫力が低下していないような人でも人食いバクテリアに感染することだってあります。

人食いバクテリアの感染経路

人食いバクテリアは劇症化しなければどこにでもいる常在菌です。ですのでどこからでも入り込んできます。

ただ、人には「外からの侵入をブロックする機能」が備わっているため、連鎖球菌が鼻や口から侵入してきても基本的にはすぐに退治します。

傷口から感染する?

人食いバクテリアが傷口から侵入してきた場合、

通常なら体の「免疫」が侵入者を退治するのですが、退治が間に合わなかった、あるいは連鎖球菌が劇症化していた場合はかなり危険です。

一旦劇症化した連鎖球菌は血液中に入ると一気に体全体に広まり、到るところで筋膜を壊死させていきます。

また多臓器付箋に陥ることもあり、一刻も早い治療が必要になります。

こんなことでも人食いバクテリアに感染

  • 海や川で傷を負った
  • 包丁で軽く手を切った
  • 温泉で足を小さく切った
  • 靴ずれで水ぶくれができた

傷を作ってその部分を不潔にしていると人食いバクテリアに感染しやすくなります。

特に足の怪我に要注意。足は腕と違って気軽に洗い流すことができないため、傷を負ってもきちんとケアしない人が多いです。

靴ずれで水ぶくれができた場合など、傷口を靴下で覆い、蒸れた靴の中に入れるわけですから菌が繁殖しやすい環境にあるわけです。

傷を負ったらきちんと水で流して乾燥させ、傷口を塞ぐようにしましょう。汚したままにしていては絶対にダメですよ!

人食いバクテリアの初期症状

人食いバクテリアの初期症状は風邪に似ているため、よくわからないことも多いです。

また、傷口から侵入する場合は、その部分が腫れることがあります。「あざ」のようになることもあります。

初期症状だけではあまりわからないかもしれませんが、その後、症状がひどくなったりした場合はすぐに病院に行くようにしましょう。

初期症状以降

◆傷口がかなり腫れて強い痛みがある。
◆それに伴って、吐き気や頭痛、高熱などの症状がある。
◆傷口がない場合も、吐き気や頭痛などの症状が急激に強くなった

上記のような場合は迷わず病院に行きましょう!

人食いバクテリアは、体の壊死スピードがものすごく速いのが特徴で、ほうっておくと二晩ともちません。

すぐに病院に行って抗生物質を打ってもらいましょう。

人食いバクテリアが増加している最中なら抗生物質がよく効きますが、増えきってしまうと抗生物質もほとんど効果がありません!

人食いバクテリアの予防方法

人食いバクテリアに感染しないための予防方法はありません。

菌の正体は常在菌ですし、劇症化する原因もわかっていないため予防のしようがないのです。

傷を作らないようにするというのも予防方法かもしれませんが、傷を負わないように生きるというのも難しいものです。

  • 普段から免疫力が下がらないように気をつけて生活をする
  • 傷を負ったらすぐに正しい処置する

予防法と言ったらこれくらいかもしれません。

ちなみに人食いバクテリアは傷口から感染するという性質上、人から感染するということはありません。

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