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ホラクラシーのメリットとデメリットとは?融合型とは?

ホラクラシーという言葉、聞いたことがありますか?

「部長が鬱陶しい!」「仕事ができないくせに威張りやがって!」
「部下が仕事でないヤツで・・・」「言われたことしか仕事をしない」

今の日本の会社では非常によく聞く言葉です。「ちょっと怒ったら『パワハラ』呼ばわりされた」なんてことも聞きます。

ホラクラシー型の組織形態を採用すると、上記のような悩みが一切なくなるとしたら、あなたはどう思いますか?

ホラクラシーについて、メリットやデメリットをわかりやすく解説します。

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ホラクラシーとは?

ホラクラシーとは上司や部下、役職というものが一切存在しない組織形態を言います。

と言われても、いまいちピンと来ない方もいると思います。

従来の一般的な組織形態と比較するとわかりやすいです。

従来の組織形態は「ヒエラルキー型」

ヒエラルキーとは、ピラミッドを想像するとわかりやすいです。

頂点に『会長』『社長』がいて、その下に『専務』『常務』『部長』『次長』『課長』『係長』『主任』『一般社員』と続きます。

大きな会社になるとさらにいろんな役職が加わり、すべての人に「上司」と「部下」という認識が形成されます。

新しい組織形態「ホラクラシー型」

ホラクラシーとは、ピラミッドのような形は一切なく、社長や部長、係長などの役職が一切ありません。

すべての役職がなく、すべての人に「上司」と「部下」という認識が存在しません。

一般的な感覚としてホラクラシーが理解できない方もいますが、同年代だけの上下関係のないサークルを思い浮かべればなんとなく感覚が掴めるかもしれません。

ホラクラシーのメリット

ホラクラシー型の組織形態には、ヒエラルキー型にはなかったような素晴らしいメリットがいくつもあります。

  • 人の管理が必要なくなるメリット
  • 命令されることがなくなるメリット
  • 主体性が高まり責任感が強くなるメリット

それぞれどういうメリットなのかについて、わかりやすく解説します。

人の管理が必要なくなるメリット

ヒエラルキー型では必ず「人」が「人」を管理していました。

仕事を割り振ったり仕事の進捗具合を管理したり、上司が部下を褒めたり時には発破をかけたりと、

必ず上司が部下を管理する体制が取られています。

ホラクラシー型では上司や部下の関係がないので、誰かが細かく他人の仕事の進捗具合を管理することはありません。

人を管理する必要がなくなった結果、自分の仕事に集中することができるようになります。

自分の仕事をしながら人も管理するというのは、やはり手間がかかりますからね。

また「人に管理されない」からこそ自分のやり方で仕事に集中できるという点もメリットです。

命令されることがなくなるメリット

ホラクラシー型では「私はこうやりたいのに上司が昔ながらの方法を押し付けてきて仕事効率が悪い!」ということがなくなります。

また、上司から急に「今日中にこれやっといて」と言った理不尽な命令を受けることもありません。

自分で仕事を管理して自分のやり方で仕事を進めていく。これがホラクラシーです。

上司にいちいち仕事の進捗状況を報告せずに済むため、スピーディに仕事を進めることができるのもメリットです。

主体性が高まり責任感が強くなるメリット

人にいちいち指図されず自分の考えで仕事ができるので主体性が高まります。

また、人から言われて仕事を「やらされる」わけではなく、自分が考えて仕事を進めていくわけですから、

仕事に対する責任感が高くなります。

人に指図されて行う仕事よりも、自分で考えてやった仕事の方が心に残りますからね。

ホラクラシーのデメリット

ホラクラシーはこれまでのヒエラルキー型にはなかったメリットがある一方、ヒエラルキー型でメリットだった部分がそのままデメリットになります。

  • 各個人の仕事内容が把握できないデメリット
  • 馴染むまで時間がかかるデメリット
  • 「責任」に対する負担が増加デメリット

それぞれのデメリットについてわかりやすく解説します。

各個人の仕事内容が把握できないデメリット

ホラクラシー型では人が人を管理せず、各個人が各々の裁量と判断で仕事をすすめるわけですから、

各個人がどのように仕事を進めているのか、進捗状況が分かりづらいというメリットがあります。

人によって仕事の進め方ややり方が違うため、画一的に進捗状況を知ることが難しいです。

また、各自が自分のやり方で仕事を進めるため、

個人同士の連携が取りづらくなり、全体的にみるとパフォーマンスが下がる可能性があるというデメリットがあります。

馴染むまで時間がかかるデメリット

ホラクラシーはすべて自分の裁量と責任で仕事を行う形式のため、仕事に慣れるまで時間がかかります。

ヒエラルキー型では「人」が「人」に指示を与えて、その仕事内容を管理するため、仕事のでき具合やスキルの熟練具合を管理することができます。

「君はここまでできたから、じゃあ次はこっちの仕事を憶えていこう」という具合に。

ホラクラシーは「人」から命令されることがないため、各自が自分のやり方で仕事のススメ方を確立するまでに時間がかかるのです。

「責任」に対する負担が増加デメリット

ホラクラシーは仕事を各自の判断で進めていくため、すべての責任は当事者である自分にのしかかってきます。

ヒエラルキー型では上司が責任を取るということがあっても、ホラクラシー型ではそれが一切ありません。

つまり、個人にかかる責任の比重がホラクラシー型のほうが重くなるわけです。

気を抜かずに仕事ができるという意味にもなりますが、息抜きできない人にとっては非常に重いデメリットになります。

融合型の組織形態

このように、ホラクラシーにもデメリットは存在します。特にヒエラルキー型でメリットとされてきたことが、ホラクラシー型ではデメリットになります。

どちらの組織形態が優れているというのではなく、両方の良い部分だけを融合した形を採用している企業も多いです。

ヒエラルキー型のような役職をものすごく少なくして、ある程度の人の管理はするものの、各個人の主体性を尊重する『融合型』です。

◆ここではホラクラシー型とヒエラルキー型が合わさった組織形態を便宜上、『融合型』と表記します。

数少ない役職を決めるときも、選挙や各合議で決定することで、みんなが納得の行く上司を選ぶというやり方を採用している企業もありますが、

これも、ホラクラシーとヒエラルキーの融合型といえます。

管理ではなくサポート

融合型には各個人を管理するのではなく、サポートすることを徹底したやり方もあります。

  • ヒエラルキー型では上司は「管理・命令をする立場」でした。
  • ホラクラシー型では上司は存在しないものでした。

融合型では「各個人の主体性を守りつつ、ある程度の仕事の管理の把握を行い、サポートに徹底する」マネージャーという役割を設定している企業もあります。

多くの方が望む『融合型』?

私は完全なホラクラシー型の企業で仕事をしていると想像したら、責任が重すぎるため「嫌だな~」と感じました。

でも完全なヒエラルキー型だと「管理されるのも面倒くさい」と感じます(;^ω^)

ある程度の裁量は任されつつも、少しくらいは管理されている方がやりやすいと感じました。

まとめ

ホラクラシー型は欧米などで採用しているところがたくさんあり、日本でも採用している企業はあります。

ただ、日本人は昔から「教えたとおりに物事を進める」という教育を受けていたため、主体性が備わっていない人も多くいます。

そのため「ホラクラシー型」が合わない国民性と言われることもあります。

とはいえ、上司の裁量で自分の仕事のやり方を指図されるというのが苦手な人も多いです。

ホラクラシー型のみの組織形態は難しくても、ホラクラシー型とヒエラルキー型をあわせた融合型なら、

多くの日本人にも働きやすいと感じる職場になるかもしれません。

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