鹿児島県の最南端に位置する与論島。その島の名物の酢といえば「きび酢」です。
整形外科の林泰史先生によると、さとうきびで作られた「きび酢」には、骨粗しょう症予防に効果があるそうです。
なぜ「きび酢」に骨粗しょう症予防効果があるのかについて、人体の仕組みに照らし合わせながら紹介します。
もちろん「きび酢」の効果的な飲み方などもお伝えします!
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「きび酢」の骨粗しょう症予防効果について

人間の骨はカルシウムなどの成分でできているのですが、人間の体は本来、カルシウムをあまり吸収しません。
カルシウムを摂取したとしても、腸管で吸収されるのはわずか4割程度。残りはすべて排出されます。
しかし、酢と一緒にカルシウムを摂取すると、その吸収率は2割アップして6割も吸収するようになります。
酢がカルシウムを溶かす
また、酢にはカルシウムを溶かしだす働きがあるため、酢に溶け出たカルシウムは体内でさらに吸収されやすくなります。
マリネなど魚を酢につけて食べる料理は理にかなっているわけですね。
ちなみに、酢を摂取しても体内で代謝されるため、酢を飲むことで人間の骨が溶けるということはありませんのでご安心を。
きび酢に含まれるカルシウムの量
「じゃあ普通の酢でもいいんじゃないの?」と思ったあなた( ゚д゚ )クワッ!!
普通の酢にはかなわないくらい、きび酢にはカルシウムが豊富に含まれているんです!
100mg当たり米酢は2mg
100mg当たり「きび酢」は15.6mg
きび酢を実際に飲んでいる方の調査結果

名医のTHE太鼓判という番組では、与論島で毎日「きび酢」を飲んでいる方々の骨年齢を調査しました。
84歳の女性の方は骨年齢-12歳の『72歳』
90歳の男性の方は骨年齢-12歳の『78歳』
82歳の女性の方は骨年齢-18歳の『64歳』
島民12人中、10人の方の骨年齢がわかかったのです。
毎日運動をされている方もいたので、この効果が「きび酢」のみにあるとは断定できませんが、
きび酢にはカルシウムの吸収をアップさせる働きもあるため、カルシウム吸収の観点だけみても「きび酢」に効果があるのは間違いないです。
きび酢の飲み方

名医のTHE太鼓判では、与論島で毎日「きび酢」を飲んでいた方の飲み方を紹介していました。
その飲み方とは、牛乳で割るというものです。
◆きび酢牛乳の作り方
- 牛乳9:はちみつレモン1の割合で混ぜ、大さじ2杯の「きび酢」を入れたらきび酢牛乳の完成!
ものすごく簡単な作り方ですね( ´∀`)
味はヨーグルトでものすごく飲みやすくなります。他にもご自身の飲み方で飲んでもらっても大丈夫です。
まとめ
きび酢自体にカルシウムが多く含まれていますが、きび酢が用意できない場合は普通の酢で酢牛乳を作っても構いません。
牛乳と一緒に混ぜた酢が、牛乳に含まれるカルシウムの吸収を助けてくれるからです。
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