きくち体操は奇跡と呼ばれる80代中頃の菊池先生が考案した体操で、シニア世代に大人気の体操になっています。
「次々とかかったガンが「きくち体操」のおかげでよくなった気がする」とか、「今まで足が悪くて歩けなかったのに「きくち体操」を始めて歩けるようになった」など、
シニア世代の悩みを次々と解消していく体操として有名になり、今では奇跡の体操とまで呼ばれています。
シニア世代の悩みの一つに「認知症」があるのですが、きくち体操は認知症の予防にも効果があるとして、梅沢富美男のズバッと聞きます!という番組内でそのやり方を紹介していました。
また姿勢改善にも効果のある体操のやり方も合わせて紹介します。
目次
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きくち体操の考案者
まずは「きくち体操」を考案された方の画像をご覧ください。

この方が体操教師だった菊池和子さん。1934年生まれですから、今は80代中頃。
にもかかわらずお元気でスタイルも抜群!若々しいオーラを放っています。
このお年ですから、同年代が抱える現実的な悩みをよくご理解されているためか、
菊池和子さんの「きくち体操」を直接受講された受講者からは「わかりやすい」とか「気付かされる」などの『ものすごく納得できた』と言う声が本当に多いようです。
そんな菊池和子さんが考案された体操の中には、「認知書予防のための『きくち体操』」もあります。
認知症予防のための「きくち体操」のやり方
まずは基本編の「きくち体操」を行います。
基本はとっても大事!
認知症予防のための『きくち体操』を行う場合も、まずは基本編を行ってからです。
基本編「足首回し」のやり方
- 右足を左足のモモの上に乗せます
- 左手の指を右足の指の間に挟み込んでしっかりと握手
- 1回転8秒で10かい回す。反対回しも行います。
逆側の足も行いましょう
足の指一本一本に力が入っていることを確認しましょう。力が入ってない指は脳とのつながりが弱くなっている証拠です。
意識してしっかりと握手するようにしてください。
回すときは「目で確認して」「脳でも確認」してください。
足首回しできましたら、認知症予防や物忘れ予防になる「きくち体操」を行いましょう!
その他のきくち体操の基本の体操についてはこちらにまとめています。
足裏ガリガリ・バンバン体操のやり方
- 認知症予防や物忘れ予防にオススメの体操です。
- 右足を左足のモモの上に載せます
- 両手で足裏をガリガリと20回ひっかきます
- 手をグーにして足裏を20回バンバン叩きます
足の裏は脳の感覚を呼び覚ます重要な場所。ガリガリ・バンバンと刺激を与えることで、脳と足の裏の感覚が繋がります。
脳が足裏の感覚を鋭敏に感じるとることができるようになるため、普段の「歩く」という動作一つするだけでも、無理なく自然に脳がより敏感になり活性化するようになります。
なるほど、認知症予防に良さそうだ(。>∀<。)
足指握手のやり方
- これは二人一組で行います。
- お互いに足の裏を合わせて足の指同士を組み合わせます
- お互いの足の指を握り合わせます。
応用バージョン
- 足の指を組み合わせたままお互い足を上げます。横から見るとWの形
- その状態でお互い両足を股関節から広げます
他人と足を組むことで普段は使わない場所が刺激されて脳の活性化につながります。
いつもとは違う動作や景色、感覚を身近に感じるだけで脳が活性化するのは研究でわかっています。
この観点から見ると、二人で行う足指握手は脳の活性化に貢献する体操だと言えます。
きくち体操の「足指握手」は、脳から一番離れた足の裏と足の指が他人と接触するというのは、確かにいつもと違う感覚なわけですから、
- 足の裏の感覚を鋭くする
- 脳にいつもと違う感覚を与える
一石二鳥で脳の活性化につながるわけです。これが認知症予防や物忘れ予防につながるというわけですね。
足指歩き
- 両足を肩幅に開いた状態で立ちます
- 足指に力を入れながら足指だけで前進します
ギュッギュッと指に力を入れることで前進していくのですが、前に進めない人は足の指と脳とのつながりが弱い証拠。
毎日行って足と脳のつながりを強化していきましょう!
脳と足先のつながりの強化。これが脳の活性化に繋がり、認知症予防や物忘れ予防につながるのですね。
足指ヒモ掴み
- 長座になって足の指でヒモ(ロープ)を掴みます
- そのままゆっくりと足で持ち上げ10秒キープ(膝は曲げてOK)
ヒモの代わりにボールペンで代用しても良いですが、できればボールペンくらいの太さのヒモの方が良いです。
ヒモの方が足の指の一本一本で握れるからです。
ボールペンは曲がっていないため、ボールペンで行うと親指か小指のどちらかの指が外れてしまいます。
足指を意識することで脳を活性化させて認知症予防効果を期待するという点では、親指も小指もどちらも意識することが重要です。
認知症予防のために脳を活性化させたいわけですから、できればヒモで足指ヒモ掴み体操をやったほうが良いです。
どうしてもヒモが用意できないなら、掴めなかった方の指(親指もしくは小指)でもう一度行うようにしましょう。
腕ねじり体操
- 両腕を横に広げます
- 肘を伸ばした腕を5回ずつ前後にねじります
肩は下げるようにしてください!
小指を意識し、前にひねるときは小指を前に、後ろにひねるときは小指が後ろにくるように意識してください。
肩が上がらないように気をつけてください。
「指先」は足の指でも手の指でも一緒で、脳の神経に一番つながるところです。
腕ねじり体操を行うことで手の指先と脳のつながりを意識することができ、そのつながりが強くなることで脳が活性化するため、認知症予防につながるというわけです。
その他のきくち体操についてまとめた記事
梅ズバで紹介された、その他のきくち体操の記事です。すべて参考になりますので是非チャレンジしてみてください。
きくち体操の効果や副作用についてまとめた記事です
まとめ
「あのお医者さん治してくれない」という人がいますが、体にとっての一番の医者は自分です。
医者はあくまでもサポーター。
自分が自分で治す!という意識を持って毎日のきくち体操に取り組むことで、自分の中で治癒力が高まっていき病気知らずの体になれるのです。
脳と体のネットーワークを隅々まで強くすることで、普段の動作一つ一つの感覚が無意識にも強くなるわけですから、脳が活性するようになる。
これが認知症予防や物忘れ予防につながるというのが『きくち体操』の理屈になります。
まずは「きくち体操」で体を動かして体の機能自体を高めるようにすることで、認知症の予防が期待できるようになるのだと思います。
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