たけしの家庭の医学で血管の老化を防ぐ成分として「イソチオシアネート」が紹介されました。
イソチオシアネートは動脈硬化を予防し、血管の老化を防ぐ働きがあることが最近の研究で明らかになっています。
そんなイソチオシアネートが多く含まれている野菜や一体何なのか、またイソチオシアネートを増やす食べ方などについて紹介します。
目次
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イソチオシアネートが多く含まれる野菜

イソチオシアネートはアブラナ科の野菜に多く含まれています。
ブロッコリーや芽キャベツ、クレソンなどがそれに当たります。
たけしの家庭の医学では、冬の食べられる定番の野菜として、イソチオシアネートが多く含まれる「大根」を例に上げていました。
◆ブロッコリー
◆ブロッコリーの芽
◆ブロッコリースプラウト
◆キャベツ
◆芽キャベツ
◆カリフラワー
◆チンゲン菜
◆白菜
◆小松菜
◆大根
ここらへんの野菜が一般的によく食べる野菜で、イソチオシアネートが多く含まれる野菜になると思います。
イソチオシアネートを増やす食べ方

大根はイソチオシアネートが多く含まれているのですが、
イソチオシアネート自体は熱にある程度強いものの、もととなる成分は熱に弱いため、長い間加熱すると壊れてしまうのです。
そこで家庭の医学では大根を「おろす」食べ方を紹介していました。
生の大根だと40μg/mLなのですが、おろすことで1.8倍の約70μg/mLに増えます。
なぜ大根おろしでイソチオシアネートが増えるのか?
大根の中にはもともイソチオシアネートは含まれておらず、イソチオシアネートの元となる二種類の成分が存在しています。
大根を噛んだりすりおろしたりすることで細胞が壊れ、二種類の成分が混ざり合いイソチオシアネートになるのです。
おろしたり切ったりすることでイソチオシアネートは生成されます。
そのため大根おろしで食べるとたくさんのイソチオシアネートを摂取することができるようになると言うわけです。
葉っぱより先端にイソチオシアネートは多い
ちなみに、大根の先端に行くほうが辛味がありますが、これはイソチオシアネートのもととなる成分が多く含まれているからです。
葉っぱ側・・・70μg/mL
真ん中・・・・200μg/mL
先端・・・・・460μg/mL!
また、大根の皮側にイソチオシアネートの元となる成分が多く含まれているので、皮ごとおろすようにしましょう。
また、大根おろしをしたあとの汁にたくさんのイソチオシアネートが含まれているので、汁ごと飲むようにしましょう。
我が家では簡単に大根おろしができるおろし器を使ってます。手でおろすと本当に面倒くさいのですが、
おろし器を使えば電動でおろすので本当に便利で楽ですよ~!
レモン汁でイソチオシアネートの量がアップ
大根の細胞に含まれる成分はビタミンCを合わさるとイソチオシアネートが増えるのだそうです。
ほんの一切れで構いませんので、大根おろしにレモン汁をかけてたべるようにすると良いです。
あ、かぼすとかでも良いですよ(。・∀・。)
イソチオシアネートの効果
イソチオシアネートは動脈硬化を防ぐ効果が期待できるだけではなく、発ガン性物質を抑制する効果も期待できます。
マウスを使った実験では、高脂肪食のみを食べたマウスは血管の動脈硬化や詰まりが見られたのですが、
高脂肪食にイソチオシアネートを含めた食べ物を食べたマウスは、血管の動脈硬化も押さえられており、脂肪による血管の詰まりがなかったのです。
たけしの家庭の医学でも、複数の医者がイソチオシアネートの効果に対して・・・
◆抗癌作用
◆動脈硬化予防
◆血管の老化予防
など、直接的に効果があると太鼓判を押していました。
ヒトによる検証データによると、アブラナ科の野菜の摂取量が多いほどすべての死亡リスクが減少し、
がん、心疾患、動脈硬化、脳血管疾患などの死亡リスクが減少するというデータも存在するほどです。
まとめ

冬の野菜と言えば大根です。みぞれ鍋などにして食べるとイソチオシアネートを十分に摂取することができると思います。
これだけ素晴らしい効果のある野菜を毎日食べないでどうするの?って感じですね。
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