東京17区から当選した平沢勝栄衆議院議員がLGBTを揶揄する発言をして問題になっています。
山梨県で開かれた集会で挨拶をした平沢勝栄議員は、「少子化問題」について話をしたのですが、
その中でLGBTを引き合いに出し批判ともとれる発言を展開しました。
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平沢勝栄のLGBT批判発言の全文

ニュースの中で取り上げられていた平沢勝栄議員の発言を文字で起こしてみました。
全文を紹介した内容ではないのですが、状況や内容を見るだけでも平沢勝栄議員が今の日本に必要な国会議員なのか疑問に思えてしまう内容です。
ニュースで取り上げられた平沢勝栄議員のLGBT発言全文
LGBTで同性婚で男と男 女と女の結婚
これは批判したら変なことになるから
いいんですよ もちろんいいんですよでもこの人(LGBT)たちばっかりになったら
国は潰れちゃうんですよ(渋谷区などの同性婚証明書発行について)
先進区だとか自慢しているが
私にはその考え方はよくわからない
◆ポイント1
まず冒頭の部分について、平沢勝栄議員は同性婚について「批判したら変なことになるから、同性婚はもちろんいいんです」と話しています。
これは平沢勝栄議員が「批判すると大変なことになるから批判はしないけど、本当は間違っていると思う」という心情がにじみ出ているのは誰でもわかります。
◆ポイント2
『LGBTたちばかりになったら国は潰れる』という点に関しては、
この文だけを抜き出して考えるなら、確かにLGBTばかりになれば国が潰れる原因の1つになりえると言えます。
しかし、今回の平沢勝栄議員のあいさつの全文から考えると、『LGBTの同性婚が少子化の原因になりえる』と平沢勝栄議員が考えていることが確実に読み取れます。
現に、渋谷区の同性婚証明書発行を引き合いに出して「先進区」「自慢」「私にはその考え方はわからない」と、否定的な発言をしていますからね。
平沢勝栄議員のこの発言は、かなり問題になる発言です。
昔から同性愛者は子供を作ってない

そもそもLGBTは過去から現在にかけて一定数の割合は存在するものの、風邪のようにLGBTが爆発的に増加するというようなものではありません。
過去も現在も何らかの事情があったのでなければ、そもそも異性と結婚をすることもありませんし、子供を作ることもありません。
過去のベビーブームのときだって同性愛者は子供を作ることはなかったです。それは少子化になった現在も変わりありません。
つまり、国の少子化の原因はLGBTには全く関係がないのです。
現に、同性婚を認めている国の出生率に関して調べたデータをみても、同性婚と出生率に関係は認められません。
同性婚を認めた後に出生率が上がっている国だってあります。
その事も知らずに、ただイメージだけでLGBTを引き合いに出して少子化を論ずるのは、国会議員として大問題です。
平沢勝栄議員の少子化改善の本気度は?

一般の人がLGBTについてどう思おうが構わないと思いますが、公人が公の場で少子化の問題とLGBTを結びつける発言をしたのは、馬鹿の極みと言えます。
日本の少子化が進んだ原因はLGBTにはありません。
- 子供を育てる環境が整っていないこと
- 給料が少なくなって子育てに不安が出てきたこと
- 子供を望まない人が増えたこと
つまり、日本政府の少子化対策が的外れで、遅々として進まないことに原因があります。
まぁ少子化の原因がLGBTにあると思っている議員には、少子化の根本原因が見えてないのかもしれません。
少子化を本気でなんとかするという点に立って考えるなら、今回の発言で勉強不足甚だしいことがバレた平沢勝栄議員は、議員としての価値はないと私は考えます。
平沢勝栄議員は本当に必要?
ちなみに、平沢勝栄議員は日本にギャンブル依存症患者を増やしているパチンコ業界を擁護している議員の一人です。
日本は世界の中でも突出してギャンブル依存症患者の多い国です。
カジノのある国よりも遥かにギャンブル依存症患者が日本に多い理由は、パチンコ業界にあるのですが、
パチンコ業界を擁護する国会議員の存在がいるためギャンブル依存症患者の割合が改善しません。
平沢勝栄議員はパチンコ業界を擁護する議員のドン(筆頭)と揶揄されている議員です。
LGBT批判についてSNSの反応

平沢勝栄は少子化問題の文脈で「LGBTばかりになると国が潰れる」という暴論を口にしたみたいですけど、下の地図に示されている同性婚が合法な24ヶ国の何処よりも、日本の合計特殊出生率は低いんですよね。少子化問題の責任は寧ろ雇用破壊で労働者から生活力を奪った自民党にありますよ。 pic.twitter.com/ktQVlPSl1c
— 異邦人 (@Beriozka1917) 2019年1月4日
https://t.co/DMUy5NThPy
自民党・平沢勝栄氏が「LGBTばかりになったら国は潰れる」と発言したことに怒りを覚える。先日、海外の男性同士のカップルが児童養護施設から子供を引き取り、親として育てている番組をやっていた。「生産性がない」と言ったり「国が潰れる」と言ったり自民党は腐ってる。— Dr.サキ (@XKyuji) 2019年1月4日
LGBTばっかりになったら国が潰れるっていう平沢勝栄の仮定には、なんら妥当性も現実味もない。平沢勝栄みたいなオッサンばっかりになったら国が潰れるという方が、前例もありはるかにリアルな危機だ。
— ぶたお@もてラジ (@kentlow) 2019年1月5日
少子高齢化の進行は政策的な誤りの結果である、という認識から始めることを拒絶し続ける平沢勝栄氏のような議員が、国の無策に対する批判と向き合うこともなく、あたかも性的マイノリティの存在が少子化対策にとって脅威であるかのように語る。端的に言って、ただの責任転嫁でしかありませんね。
— じこぼう (@kinkuma0327) 2019年1月4日
平沢勝栄議員の暴言については、このツィートが一番しっくりくる
>少子化と同性婚は何の関連もない。貴方たちがロスジェネ以降を家族を持てない非正規雇用に落として国を潰したんだよhttps://t.co/AGPmIyat0h
— Watts (@Watts_D8) 2019年1月4日
平沢勝栄とか杉田水脈みたいな差別発言する人を保守と呼ぶのそろそろやめた方がいいよ。あの人たちは保守じゃなく、極右とか復古主義カルトとか差別主義者だよ。LGBTイシューについて保守に届く言葉を、とか言ってる人たちもその辺をしっかり考えた方がいい。
— 宇田川しい (@siiudagawa) 2019年1月4日
平沢勝栄氏の発言は今の自民党を代表しているように思います。LGBTに対する差別が本心なのに、表向きは擁護を装う。だから気が緩むと本音が出てくるのです。平沢勝栄氏、田原さんのお友達でテレビによく出るから名は売れているけど、本当はこんなつまらない政治家だったのですね。 https://t.co/Pn5YtqiVKh
— aoi sora (@4023Sora) 2019年1月4日
今回の平沢勝栄議員の発言について、SNSではお祭り騒ぎのようになっていました。
そりゃそうでしょうね。別にLGBTに関して個人がどう思おうが構わないです。
問題は、少子化が食い止められない原因をLGBTの存在に結びつけた議員の存在です。根本原因がわかってないこんな議員では少子化を食い止めることなんてできません。
今の日本の少子化を憂う日本国民にとって、平沢勝栄議員の議員としての存在価値を再考させられる事案と捉える人は多いでしょう。
そう言えば杉田水脈議員も同じような発言をしてましたね。勉強不足ばかりの自民党議員・・・、こんなのばかりで本当にいいのか?
まとめ
- 少子化についても的はずれな考え方を持っているため、本当に必要な少子化対策に貢献できていないことは容易に想像できる。
- 日本の経済の生産性を下げるギャンブル依存症を増やす業界に加担している。
平沢勝栄議員は今後の日本を考える上で、本当に必要な国会議員だとは到底思えません。
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