もち麦ごはんがダイエットに良いということで、もち麦を主食の一部に取り入れて食べる方が増えてきました。
そうなってくると気になるのがもち麦ごはんの食べ方です。
もち麦のダイエット効果を最大限に得るためには、もち麦ごはんをいつ食べたら良いの?と疑問に思う方もいるはず。
そんな中、「もち麦ごはんを夜に食べるのはダメ!」という考え方が一部で広まっています。
最初に断っておくと、もち麦ごはんを夜に食べるのはダメ!ということはありません。
もちろん寝る直前に食べるのはどの食べ物であっても消化の関係上よくありませんが、夕食にもち麦ごはんを食べるのは問題ありません。
なぜ、もち麦ごはんは夜はダメという考えが広まったのか、その理由を説明します
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誤解の原因はもち麦のダイエット効果

もち麦のダイエット効果は、もち麦に含まれている穀物βグルカンという成分です。
別記事にもまとめていますが、簡単に言うともち麦ごはんには以下の2つの効果が期待できます。
- 穀物βグルカンが糖質をくるんで血糖値急上昇を抑える
- 穀物βグルカンが痩せ菌の餌になり痩せ体質になる
もう一つの効果である、「血糖値急上昇を抑える」という効果ですが、
これはカナダのトロント大学でデヴィッドJ.ジェンキンス博士が定義、拡散した『セカンドミール効果』と呼ばれています。
もち麦ごはんは夜はダメ!という誤解はこの効果が原因だと思われます。
麦のβグルカンを簡単に摂取できるサプリ(粉末)です。
こちらは茹でたもち麦が入っているパックで、そのまま使えます。どの料理にも使えるので便利です♪
セカンドミール効果とは?

◆ファーストミールというのが朝食
◆セカンドミールというのが昼食
血糖値の急上昇を抑える食材を朝食で摂取すると、次の昼食時にもその効果が及ぶことを『セカンドミール効果』と呼びます。
もち麦ごはんも同様で、朝食時に食べたもち麦ごはんのβグルカンが、昼食時まで作用して、昼食時の糖質の急上昇を抑えます。
だいたい5時間程度くらいはセカンドミール効果が続くので、
という食べ方が広まりました。すると当然のように
と疑問に思う方が現れたんです。
結論から言うと、夜はセカンドミール効果はありません。だって夕食後に食事をする人は(普通は)いないですからね。
もち麦ごはん 夜はダメ!が広まった理由

ここまで説明して分かる通り、もち麦ごはんを食べると
- βグルカンのセカンドミール効果で血糖値抑制効果がしばらく続く
- 5時間程度でセカンドミール効果は消えると思われる
- だから朝食に、もち麦ごはんを食べると昼食時も効果が続いてお得♪
ということをご理解いただけたかと思います。
もしこの流れを知らなければ、「もち麦ごはんは朝食べて!夜は(ダイエット)効果がないからダメ!」と誤解するのも容易に想像できますよね( ´∀`)
つまり、冒頭で述べた『もち麦ごはんは夜はダメ』は間違いであることがわかります。
もち麦ごはんは夜に食べるとセカンドミール効果はありませんが、
- 夕食時の食べ物の血糖値上昇を抑える効果
- 痩せ菌の餌となる効果
の2つはもちろん消えていませんので、夜にもち麦ごはんを食べてもまったく問題はありません。
麦のβグルカンを簡単に摂取できるサプリ(粉末)です。
こちらは大麦βグルカンですので不溶性食物繊維は少ないですが、ダイエットに重要な水溶性食物繊維はたっぷり含まれています。
こちらは茹でたもち麦がそのまま入っているパックで、いろんな料理に混ぜて使えます。こちらも便利ですよ♪
ちなみに痩せ菌を効率よく増やしたいなら、穀物βグルカンだけでは足りないです。
痩せ菌は数十種類ありますが、そのすべてがβグルカンだけを餌にしているわけではないからです。
色んな種類の餌を与えて上げると上手に痩せ体質に近づいていきます。
まとめ
もち麦に含まれる穀物βグルカンはダイエットができる成分として最近注目されている成分です。
情報が多く飛び交っているため、「もち麦ごはんは夜はダメ」という勘違いした情報がありますが、
もち麦の効果から考えると間違った情報であることがわかります。
なお、もち麦ごはんは白米ともち麦を混ぜて炊くことが多いため、穀物βグルカンが血糖値の急上昇を抑えるからと言ってたくさん食べたら、太ります。
参考記事:もち麦は効果なし?太る原因は?
糖の吸収を抑えて体外に排出する効果も期待できるとは言え、
必要以上に食べたら体にカロリーは蓄積されてしまうので、その点は気をつけてください。
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