もち麦はダイエット効果があるとして話題になっている食材ですが、中には効果なし!逆に太る!という話も聞きます。
ですが、もち麦ダイエットで成功している人もいます。
なぜ太る人がいるのでしょうか?また、なぜもち麦にダイエット効果がない人がいるのでしょうか。
もち麦のダイエット効果を詳しくみた点から、太る原因を探ってみました。
スポンサーリンク
もち麦のダイエット効果

もち麦ダイエットは、もち麦に含まれる穀物βグルカンの働きにあります。
- 血糖値上昇を抑える効果
- 痩せ菌を増やすための餌になる効果
この2つです。痩せ菌を増やす効果については『もち麦で痩せ菌を増やして痩せ体質に!梅ズバ!』でまとめています。
もち麦は効果がない!逆に太る!と言われるのは、穀物βグルカンの血糖値上昇を抑える効果に関係があると推測できます
なお、もち麦に含まれるβグルカンは水溶性食物繊維です。水に溶けやすい食物繊維です。
また、水に溶けにくい不溶性食物繊維も含まれています。
血糖値上昇で太りにくい理由

腸内で水分を含んだ水溶性食物繊維は、糖質を巻き込んで大きくなるため、糖の吸収を抑制します。
糖が血液中に急激に増えない
=ゆっくりと血液中にエネルギー(糖)が吸収される
=絶えず消費されているエネルギー(基礎代謝)は、緩やかに吸収される糖で賄われる
=太りにくくダイエット効果が見込める
血液中に糖の量が急激に増えると、体は糖による血管の老化や損傷を回避するため、血液中の糖を一気に体脂肪に変換します。
大量に増えた血液中の糖を、インスリンというホルモンが体脂肪に変換して予備のエネルギーに変えるわけです。
同じ量の糖を摂取しても、一度に血液中に放出される糖(エネルギー)の量によって、体脂肪になるかどうかが変わってくるというわけです。
血液中に糖が・・・
徐々に放出される⇒絶えず消費される基礎代謝に使われる
一度に放出される⇒血管を守るため体脂肪に変えられる
もち麦で太る理由

さて、以上のことからもち麦がダイエットに活用されている理由がわかりました。
ではなぜもち麦で太るのでしょうか?
理由は単純。「血液中に吸収される糖の量が多いから」です。
ではなぜ多くなるのでしょうか?
理由は、「もち麦ごはんの食べ過ぎやその他の食材で糖を摂取しすぎるから」です。
もち麦のβグルカンの許容量と数

もち麦に含まれる穀物βグルカンは確かに血糖値抑制効果の他にも、水分を吸収することで糖質を巻き込んで体外に排出する効果もあります。
ですが、水を含んだβグルカンの飽和許容量を超えれば糖質を抱き込むことはできませんし、
いくらもち麦を食べたとしても、食べた量が多ければ血液中に吸収される糖の量も増えます。
だって穀物βグルカンに取り込まれた糖は徐々に放出されるわけですから、
糖が満タンになったβグルカンの数が多ければ、その分、時間の経過とともに血液中に放出される糖の総量も多くなりますからね。
いくら糖の吸収を抑えるからと言っても、仕組みを知っていれば炭水化物のバカ食いはできないはずです。
もち麦のβグルカンの性質

また、もち麦の血糖値抑制効果を上げるためには、水分を摂取する必要があります。
βグルカンは胃腸内で水分を取り込むことで血糖値抑制効果を発揮するわけですから、キチンと水分を摂らないといけません。
でないとダイエット効果が期待できないばかりか、腸内の水分を取り込んで腸内の水分が不足し、便秘になる可能性だってあります。
また、同じく不溶性食物繊維も水分を吸収することで力を発揮します。
どちらの食物繊維も含まれているもち麦を摂取するときは、水分摂取も忘れずに行うようにしてください。
まとめ

もち麦に効果がない!太る!という原因について、もち麦に含まれるβグルカンの働きから解説してみました。
- もち麦にダイエット効果があるからと言って過信しない
- 食べすぎない
- 水分を摂る
このことに気をつけることでもち麦ダイエットの効果を上げることができるのではないでしょうか。
ちなみに、きのこや酵母に含まれるβグルカンは不溶性食物繊維で、腸内で水分を吸収するとカサが増え、腸内を掃除する働きが期待できます。
この場合も水分を摂取することは重要です。
スポンサーリンク