世界一受けたい授業で下肢静脈瘤について取り上げていました。
今回の授業は、外科医で目黒外科の院長でもある齋藤陽医師が授業を担当。
下肢静脈瘤になる理由や治療についてや、予防できるゴキブリ体操と かかと上げ下げ運動のやり方について紹介していました。
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下肢静脈瘤の原因

血液は体中を巡ってやがて心臓に帰っていきます。これを血液循環と言います。
足にももちろん血液が通るのですが、足から心臓に向かって血液が帰るには重力に逆らう必要があります。
そのときに活躍するのが足の筋肉である『ふくらはぎ』と、足の静脈にある『弁』。
- ふくらはぎは血流を促進するポンプのようにはたらきます。
- 弁は血液が逆流しないように存在している戻り防止弁です。
この弁が壊れてしまうと、下肢静脈瘤になってしまうのです。
弁が壊れる原因は?
弁が壊れる原因は2つあります。
- 老化によって弁が弱くなる
- ポンプの働きをするふくらはぎを動かしていない
齋藤先生によると、立ちっぱなしの姿勢が多い人は症状が出やすい、デスクワークの人もふくらはぎを動かしていないので原因になりやすいです。
立ちっぱなしや老化が原因
足から上半身に戻らなくなった血液が溜まって血管を圧迫し、コブ(瘤)のようになってしまう。これが下肢静脈瘤です。
基本的には健康には問題が出ないと言われていますが、
見た目も悪いですし、血液が回りにくいことによって老廃物が溜まってしまい、だるさやかゆみの原因にもなります。
また、水分が下半身に溜まりやすくなることによるむくみなどがあるため、予防や治療が必要になります。
ゴキブリ体操と かかと上げ下げ運動のやり方

下肢静脈瘤を予防する体操として、世界一受けたい授業では2つの体操が紹介されていました。
それがゴキブリ体操と かかと上げ下げ運動です。どちらもふくらはぎを動かすことを目的とした体操ですが、
ゴキブリ体操のほうが重力の効果も得られるので、効果は高いと思います。
ゴキブリ体操のやり方

ゴキブリ体操のやり方はとても簡単
◆やり方
- 仰向けに寝た状態で両手両足を真上に上げます
- 手足を小刻みに30秒間動かします。
一日3回行います
足首を小刻みに動かすとふくらはぎが連動して動きますので、ポンプの働きをして血流が上半身に帰りやすくなるのです。
また重力で血液が下がりやすくなるため一石二鳥。
ゴキブリ体操は手も動かすのですが、手を動かすことで体全体の血流がよくなりますよ♪
かかと上げ下げ運動のやり方

かかと上げ下げ運動も簡単です。
◆やり方
- 両足を揃えて立ちかかとを上げて落とす
動かない人は一時間に10回は行うようにしましょう。
特にデスクワークなどで動かない人は、かかと上げ下げ運動をこまめにやると良いです。
齋藤 陽先生の本
下肢静脈瘤と書くとものすごく大層な病気のように感じますが、結構よくある症状です。
加齢とともにかかる人は増えますが、最近では20代でもなります。
下肢静脈瘤のセルフチェックや診断方法、原因や症状が出やすい人、その他治療方法など詳しくまとめられた本になっています。
むくみがある方や「自分もそうかも!」と思う方は一度参考にしてみると良かと思います。
まとめ
よく動く人はふくらはぎがよく動くので血が心臓に帰りやすくなるのですが、
現代の人は座りっぱなしということが多いですよね。誰でもなる可能性のある下肢静脈瘤。
弁に負担をかけて壊してしまう前に、世界一受けたい授業で紹介されたゴキブリ体操や、かかと上げ下げ運動で予防したいですよね。
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