日記

エア退社が横行 増加する違法な勤労状態とその背景にあるもの

長時間労働が原因で過労自殺した・・・。このような悲しいニュースはいまだに続いています。

長時間労働是正のために政府もいろいろと動いてはいるようですが、それでもまだ勤務形態が改まっていない会社もあります。

そんな中、「エア退社」という方法で違法な勤労状態を作っている会社があります。

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エア退社とは?

エア退社とは、退社したかのように見せて勤務を続けていることを言います。

規定されている終業時間になると従業員がタイムカードに帰宅時間を打刻し、そのあと会社の自分の席に戻って仕事を続けます。

昔で言うサービス残業と似た定義ですが、着目している点が若干違います。

サービス残業とは

サービス残業は残業代を付けずに働くことを表現した言葉であり、タイムカードに打刻してからまた働くと言う点については、サービス残業を行うための方法の1つという意味合いなります。

 

エア退社とは

エア退社はタイムカードに打刻したあとに自席に戻って働くことを表現した言葉で、この行為はサービス残業につながるという意味合いになります。

簡単に言えば、サービス残業のやり方の1つである『タイムカードを押してから仕事に戻る』というやり方を、『エア退社』と表現したようです。

エア退社が増加している!

過労によってうつや自殺が引き起こされることが社会問題となってから、サービス産業を強制する企業に世間の目は厳しくなりました。

しかし就労時間中に仕事を終わらせることが不可能なほどの仕事量があった場合、やはり残業するしか選択肢はなくなります。

でも社会の目が残業を許さない。

ではどうするか?

「定められた終業時間に退社しました」と、嘘をつけばいい。

確実に「終業時間に退社した」という内容を残しておくことで、サービス残業をしていないという証拠を残しておくことができます。

そのためタイムカードの打刻してから仕事に戻る人が増えてきたのです。

  1. 仕事が片付かないから残業するしか無い。
  2. ⇒でも会社は「残業するな!」という。
  3. ⇒仕方なくタイムカードに打刻して残業をしていないように形式上証拠を残せる。
  4. ⇒会社も黙認するし、自分も仕事ができる。

こういった流れで「エア退社」が増加したのです。

実際に、エア退社を会社側が黙認しているのか、それとも会社員が自主的に行っているのかはわかりません。

おそらくその両方だと思います。

ですがエア退社はタイムカード打刻という証拠が残っているため、疑われたときに詳しく調査しないと明るみに出ないのが現実です。

エア退社のリスク

エア退社をしていると、将来残業代を請求するときに不利になるリスクを抱えることになります。

過去にサービス残業を行っていた場合、遡って二年前までについては残業代を請求できます。

◆二年前までの残業代請求は可能

ただ、残業をしていたかどうかの立証責任は訴えた側(つまり就労者)にあります。

しかしエア退社をしてしまうとこれまで散々述べてきたように、タイムカードに証拠として残っているため、残業を立証するのが難しくなります。

例えばサービス残業をしていた時、取引先と仕事をしていたとか、自分のIDカードで会社に残っていた形跡がある場合などは残業していた証拠になります(立証できる)

しかし、小さな会社でエア退社後は小さな部屋で事務作業をしていた。自分の名前が残らない作業をしていた場合などは、残業を立証することはできません。

このように、エア退社をすると会社側に利する材料を与えてしまうため、後々残業代を請求するときなどは不利になるというリスクがあることを知っておきましょう。

エア退社の増加とそのまとめ

エア退社を強制するような会社はそもそも従業員の健康などに気を使いません。

自分の健康や未来にとってほぼ確実にデメリットにもなりますので、

そういった会社で働いている方は、専門家に相談するなどして今の現状を見つめ直す時間を強制的に作ったほうが良いです。

また、仕事量が多いからエア退社を選択するしか無いと思っている方も要注意です。

仕事の量が多いというのは会社側(上司)の仕事の振り分けが不適切である場合も多いからです。

もちろんお給料をもらっているわけですから仕事はきちんとしなければなりませんが、健康や生活に影響が出るのはいい状態とは言えません

  • エア退社をして自分の健康や身を削ってまでするべきことなのか?
  • 本当に残業代をもらえない仕事なのか?

もう一度考えてみるべきだと思います。

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