戦慄かなのさんはアイドルグループに所属していながら、過去に少年院に入っていたことを明かしているアイドルです。
とても可愛らしいお顔をされていますが、ツイッターで発言する内容で炎上したり、
番組に出演されると、アイドルとは違ったその雰囲気や話し方に共演者や視聴者は驚きを隠せないことも。
アウトデラックスなどの番組に出演したときに、大きな話題になりました。
異彩を放つ戦慄かなのさんですが、少年院に入った契機や犯罪に手を染めた経験を持つことから身についた『強さ』が見える半面、
その中から見え隠れする『弱さ』もある感じがします。
目次
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少年院に入った理由

戦慄かなのさんが少年院に入った理由は高校の頃に始めたJKビジネスが原因です。
インタビューでは「100均で大量に購入したパンツを街でスカウトした女子高生に履いてもらい、それをおじさんに8000円で売っていた」と話していました。
月に100万円は稼いでおり、ときには300万稼ぐことも。しかし売買の証拠がスマホの履歴から警察に突き止められてしまい、少年院に入れられることになったのだそうです。
少年院は、本来であれば長くても一年未満で出てくることも多いのですが(重犯罪を除く)、戦慄かなのさんの犯罪の場合は重く判断され、量刑が長く科せられ、二年もの間、少年院にはいることになったのです。
16歳のときに捕まって出てきたのが18歳。アイドルとして活動し始めたのがその後すぐですから、出たてほやほやですね(;´∀`)
戦慄かなのさんの『強さ』

戦慄かなのさんは確かに少年院に入りましたが、少年院に入っている間はいろいろな資格をとるために猛勉強されています。
☑ワープロ検定
☑エクセル検定
☑秘書検定
☑漢検準一級
このあたりは少年院を出所してすぐにでも役立てることができる資格です。
さらには危険物取扱者資格や、そろばん検定一級の資格もとっていますし、
高校卒業資格を得るための高校認定試験(大検)も受験して、卒業資格をとっています。
戦慄かなのさんは頭が良い
二年で数々の資格を取れる頭の良さ

高校一年のときに中退して以降、すぐにJKビジネスを始めた戦慄かなのさんですから、高校の勉強はほとんどしていなかったはずなのに、
少年院で高校卒業資格を取ったわけですから、猛勉強しないと達成することは不可能です。
そればかりか、数々の資格もとったことから、戦慄かなのさんはもともと頭が良い方だったと推測できます。
また、少年院に入っている期間中に、約5000冊もの本を読んだというエピソードもあります。
ビジネスを成功させた立ち回りの凄さ

また、進んだ道は悪かったのですが、
16歳の少女が自分でお金を稼ぐために知恵を絞ってJKビジネスをし、月に100万以上稼いでいたというのは、ある意味もっていた商才を発揮できたことの現れだとも言えます。
戦慄かなのさんの強さは・・
☑生まれつき持っている探究心の高さ
☑持って生まれた頭脳の高さ
☑苦境でも自分で道を切り開いた能力
☑(犯罪ではあるものの)生活を切り開いた経験
これらすべては戦慄かなのさんの『強さ』になっていると思います。
不幸なのは、その考え方や思考を教える大人が身近にいなかったこと。
特に、無償で愛してくれる存在だった両親の育児や教育がなかったばかりでなく、虐待も受けていた戦慄かなのさんの幼児期は、本来子供が受けるべきものではないものでした。
戦慄かなのさんの『弱さ』

戦慄かなのさんが16歳で少年院に入るに至った理由。そこには幼少期から続く母親の虐待にありました。
小学生の頃に両親が離婚し、戦慄かなのさんは妹と一緒に母親に引き取られてました。
しかし、戦慄かなのさんの親はそれまでも子供に数々の虐待を行っていました。
- 歯磨きを教えない
- 着替えを教えない
- お風呂の入り方
- 子供を長期間放置
- 子供の外での行動を厳しく管理
上記4つに関しての虐待は、いわゆる育児放棄(ネグレクト)であり、
戦慄かなのさんの外での行動を厳しく管理していたのは母親による過干渉(というか、母親の自分に迷惑がかからないようしたい気持ち)の現れです。
もちろん暴力を振るわれたこともあったそうです。

戦慄かなのさんの母親は、自分の彼氏と旅行に行くため、何も言わずに一週間、家を空けたこともあったそうですから、これは完全に虐待ですね。
しかしながら、子供はやはりこんな親でも嫌いにならないこともあり、母親もなんだかんだで子供を手放す気にもならなかったようで、
戦慄かなのさんの家庭もいわゆる共依存の状態でもあったようです。
こういった理由から、戦慄かなのさんはいわゆる「親から受けるべき普通の愛情」を受けずに育ったため、犯罪が身近にある環境に身を落とすことになったのです。
アダルトチルドレンと人生

戦慄かなのさんの弱さは、
☑愛情を知らないことによる他者との関わり方を知らない可能性
☑なにか起こったときの対処法が犯罪から身につけた知識による場合がある
☑自分の心の傷を自覚していない可能性
親からの無償の愛を知らない子供は、おとなになっても愛情がわからないこともあり、
安心の中で愛を感じることで育つ『自分と他人を愛する心』が育っていないことも多いです。
戦慄かなのさんの場合は、確かに自分の力で切り開く強さを身につけることができたのかもしれませんが、
安心感と無償の愛を知らないために、人と接するときに相手を心から信用できない可能性もあります。
そして自分が不利な状況に置かれた時、破滅的な選択で状況を乗り切ろうとする可能性もあります。

自分が強いと感じているのに虚無感を感じたり、自分はうまくやったと思ったのに不安が残るという人は、自分を肯定する心が育っていないアダルトチルドレンにも多く、
そういった人は不安を抱えて生活したり、逆に攻撃的になって無意識に自己防衛をすることもあります。
戦慄かなのさんがこのケースに当てはまるかどうかはわかりませんが、
テレビで戦慄かなのさんの受け答えを見たり、SNSでの歯に衣着せぬ物言いを見たりすると、
子供の頃に虐待を受けて育ったアダルトチルドレンの典型的なパターンに当てはまっている感じがします。
まとめ

戦慄かなのさんが少年院を出てからアイドル活動をし、テレビに出るようになるまでの期間はものすごく短いです。
少年院で無償の愛のある教育を受けたというのなら別ですが、おそらくそんなことはないでしょう。
となると、戦慄かなのさんは傷を負って育ったアダルトチルドレンであることは多分間違ってないと思います。
周りの方が少しずつでも戦慄かなのさんの強さと弱さに気づき、上手に教えてあげることができれば、
戦慄かなのさんの痛ましい経験は多くの人を救うことになると思いますし、彼女自身も安心感のある人生を送れるようになるのではないかなと思っています。
異色のアイドルとしてテレビで活躍される戦慄かなのさん。
とても貴重な経験をされている方ですし、頭もよく商才もお持ちのお方ですので、今後の人生で道しるべを得たのなら、
将来はアイドル以外にも幅広くご活躍される方なのではないかな?と思っています。
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