病気

スマホ脳過労と対策 認知機能の低下は情報過多が原因

クローズアップ現代で取り上げられた「スマホ脳過労」。

その名の通り、スマホを使いすぎることで起こる脳の過労です。

医師によってはスマホ脳過労を「スマホ認知症」と呼ぶ人もいます。

  • スマホ脳過労の原因は一体何なのか。
  • 脳がどのように変質するのか。
  • スマホ脳過労の対策あるのか。

まとめてみました。

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スマホ脳過労の原因

岐阜県にある「おくむらmemoryクリニック」では物忘れ外来があるのですが、そこでは5年ほど前から異変が起こっているのだとか。

今までは高齢の患者だったのが、今では30代~50代の患者の方が全体の4割に増えているのです。

脳神経外科医:奥村歩医師

このような自体になった原因は、スマホやPCから情報を得る「大量のインプット」にあると奥村医師はコメントしています。

DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)

何も考えない「ボーッ」としている時間は、脳内の海馬でDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)が活性化します。

DMNは脳内にインプットされた情報を整理する役割を果たしています。

そもそもスマホ脳過労になる原因はDMNが働いていないことにあります

脳は情報について3つの段階があります

  1. 情報のインプット
  2. DMNによる情報整理
  3. 話すなどのアウトプット

スマホなどでインターネットから情報が大量に入ってくるのに、DMNによる整理ができない。

これはいわば脳が情報のゴミで溢れている状態。この状態になると、話すことや記憶力などに問題が出てくるようになるのです。

スマホ脳過労は診断名ではありませんが、世界各地で同じような現象が確認されています。

オーバーフロー脳
☑デジタル認知障害
☑スマホ認知症

などもすべてスマホ脳過労と同じ意味で使われています。

スマホ脳過労のチェック

行動チェック
  • スマホはいつも手元においている
  • 時間が空いたらスマホを取り出す
  • 疑問が浮かんだらすぐに検索
  • 覚えておくために写メを撮る
  • スマホなしでは初めての場所に行けない
  • スマホ以外で調べ物をしたことがない
  • いつも時間に追われている
  • 情報に乗り遅れることが怖い
  • 着信音やバイブレーションの空耳が聞こえる
  • 夜、ベッドなかでスマホをやっている

これはスマホに対する行動です。

チェックが多いほどスマホに依存していることになり、スマホ脳過労を作り出しやすい状態にあるということです。

脳チェック
  • ここ数年、物忘れが増えた
  • 知っている人の名前がすぐに出てこない
  • 何かを取りに来て、その目的を忘れる
  • 約束をド忘れする
  • 3日前、何をしていたか思い出せない
  • 「話題のニュース」を3つ挙げられない
  • 最近、感じが書けなくなった
  • 最近、簡単な計算を間違える
  • 検索すればわかることは覚えない
  • スマホに頼り、道を覚えられない

脳の状態を表すチェック表です。脳過労度が強いとチェック項目が多くなります

心身健康チェック
  • 頭も体も、いつも疲れている
  • イライラして、感情を乱す
  • いつも睡眠不足状態
  • 体中に様々な不調を抱えている
  • 集中できず、凡ミスが増えた
  • やる気が起きず、興味もわかない
  • すぐ落ち込む
  • 段取りが悪くなった
  • 最近、あまり笑っていない
  • 季節の移り変わりに敏感になった

心身の状態を確認するチェックです。

こちらのチェック表のみではスマホ脳過労を図ることはできませんが、

上記2つのチェック表を合わせることで、スマホが原因で脳や心身に影響が出ている可能性があることがわかります。

すべてのチェック表のうち、チェックが20個以上あれば問題です。10個以上は気をつける必要があります。

◆チェック20個以上⇒危険度「大」
◆チェック10個以上⇒危険度「中」

1つ目の行動チェック表でチェックが多い場合は、脳や心身に異常をきたす前の段階でスマホ脳過労を回避できる可能性が高いです。

2つ目の脳チェック表や3つ目の心身チェック表でチェックが多い人は、行動を変えるだけでなく、脳や心身の改善も心がける必要が出てきます。

スマホ脳過労の例

ある男性はスマホで情報をインプットする生活を続けていることで脳過労が加速し、

部下の名前を忘れたり、周囲の目を気にせずに怒鳴りつけるようになってしまったそうです。

この男性は自分の異変に気づいていなかったという点が、スマホ脳過労の怖いところです。

スマホ脳過労の対策

時間があればスマホを見る。パソコンを見る。インターネットをする。

これが脳の過労を引き起こすのですから、スマホ脳過労の対策は「情報を見る時間を減らす」事が重要になります。

奥村歩医師によると、

5分でも良いのでぼんやりする時間が必要

と、お話していました。

スマホを使わずに外の景色を眺めて、何も考えずにぼんやりとする時間を作ると脳過労が回復するのだそうです。

ぼんやりできない人におすすめ!

スマホを使わずに外を見てぼんやりするというのは

人間は何も考えずに、ただぼんやりするというのはなかなか難しい生き物です。

そこで活用したいのがマインドフルネスの技術。

やり方は簡単なのですが効果は絶大!大手企業やスポーツマン、やり手のサラリーマンなどが取り入れている瞑想法です。

スマホ脳過労対策!マインドフルネスのやり方

  1. 背筋を伸ばして椅子に座ります
  2. 膝の上に手をおいて、目を閉じます
    (開けていてもいいですが、集中できない人が多いです)
  3. 呼吸に集中します。自然な呼吸で。
    (腹式呼吸、胸式呼吸など、呼吸法にこだわる必要はありません)
  4. 雑念が湧いたら「あ、雑念が湧いたな」と捉えてそのまま流します。
    その都度呼吸に意識を戻します
  5. 時間が来たら目を開けます

やる時間はいつでも構いません。最初は10分もできないと思いますので、3分や5分から始めると良いです。

スマホ脳過労は自分で対策をしないと治せません。脳の機能を回復させるためにもマインドフルネスは是非取り入れてください。

最初は一日10秒のマインドフルネスを習慣化して、効果を感じたら時間を伸ばしたり別のやり方を取り入れたりすると良いです。

まとめ

スマホ脳過労は現代病の一つです。

仕事の息抜きにスマホで情報を眺める。これはスマホ脳過労の原因になるため、間違っても息抜きにはなりません。

  • 外を見てぼんやりする。
  • 一日10分のマインドフルネスを習慣化する。

これだけで脳過労が回避できるのですから、やらない手はありません。

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