ピンク筋とは人体に備わっている筋肉の一つで、白筋や赤筋に次ぐ第三の筋肉です。
細かいことは後ほど説明しますが、ピンク筋は糖も脂肪も燃焼する筋肉で、スーパー筋肉として世界一受けたい授業で紹介されました。
夢のような筋肉であるピンク筋を増やし作る方法や、鍛えるトレーニング方法などを紹介します。
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ピンク筋とは?

ピンク筋を鍛えるトレーニングの前に、まずはピンク筋の特性について紹介します。
ピンク筋は白筋(速筋)や赤筋(遅筋)のどちらの働きもする筋肉です。中間筋と呼ばれます。
瞬発力に優れた筋肉。糖をエネルギーとして使用する。筋肉が使われるさい、酸素を多く必要としないため、酸素を貯蔵する赤い蛋白質の含有が少ないため筋肉が白く見える。
このため白筋と呼ばれる。
持久力に優れた筋肉。脂肪をエネルギーとして使用する。酸素を多く必要とする筋肉であるため、筋肉内に酸素を貯蔵する赤いタンパク質を多く含んでいる。
このタンパク質が赤いため赤筋と呼ばれる。
瞬発力を必要とする場面や持久力が必要な場面の両方で活躍する筋肉。糖や脂肪をエネルギーとし酸素もそこそこ消費する。
酸素を貯蔵する赤いタンパク質をそこそこ含んでいるため、赤と白が混ざってピンク色をしている。
そこからピンク筋と呼ばれるようになった。
通常の筋力トレーニングだと白筋が鍛えられ、持久力を付けるトレーニングだと赤筋が鍛えられます。
ピンク筋はその両方の特徴を持っているので、ちょうどよい負荷とちょうどよい時間設定でトレーニングを行うことで鍛えることができるのです。
ピンク筋の特性
ピンク筋はその特性上、糖や脂肪をエネルギーとして使用します。
そのため血糖値を下げたり体内の脂肪を燃焼する働きがある筋肉として注目されています。
スーパー筋肉やオールマイティー筋肉と呼ばれるゆえんです。
ピンク筋の脂肪燃焼メカニズム

ピンク筋には脱共役タンパク(UCP-3)と呼ばれるタンパク質が多く含まれています。
脱共役タンパクは筋肉が運動していないときに、エネルギーを使って熱を発生させるという人体のメカニズムに深く関わっています。
「筋肉をつけたら基礎代謝があがるよ~」
「筋肉をつけたら痩せやすい体質になるよ~」
「有酸素運動よりも筋トレの方がダイエットになるよ~」
と言われるのは、何もしていない時(筋肉を動かしていない時)でもエネルギーを消費するからなんですね。
ピンク筋がダイエットに最重要筋肉ではないか?と言われるのは、エネルギーを燃焼する脱共役タンパクが多く含まれているからです。
ピンク筋の作り方

白筋や赤筋は生まれつきある程度比率は決まっており、普通に生きている限り比率が大きく変化することはないですが、
それぞれに合うトレーニングで鍛えることで、どちらの筋肉も肥大したり強くなったりします。
ピンク筋は筋肉の筋線維自体を増やすことができる筋肉と言われており、正しいトレーニング方法を継続して実行することで、ピンク筋を増やすことができるのです。
ピンク筋を増やすにはピンク筋を刺激するトレーニングをする。そうすることでピンク筋の筋線維が増えていきます。
ピンク筋を鍛えるトレーニングでピンク筋の筋線維も増える!
ピンク筋のトレーニング方法

ピンク筋を増やして作るのに適しているトレーニングは、ずばりスクワットです。
世界一受けたい授業で紹介されたときに改めてその方法を追記しますが、それまではためしてガッテンで紹介されたトレーニング方法を載せておきます。
⇒世界一受けたい授業で紹介された薪割りスクワットのやり方についてはこちら!
ピンク筋を鍛えるスクワットですから、この方法でも当然ピンク筋を増やして作ることができます。
- 肩幅よりも心持ち広めに足を開いて立つ(つま先は外側30度開く)
- 膝とつま先を同じ方法に向け、10秒かけて腰を落とす
※両手を前に出すとバランスが取れる
※お尻を突き出す、膝がつま先より前に出ない、背中はまっすぐ - 膝を90度まで曲げる位置まで腰を落としたら2秒キープ
- 立ち姿勢に戻ります
10回を一セットとし、朝昼晩の3回毎日行います。
ピンク筋を鍛えるには白筋と赤筋の両方に通じる筋トレをする必要があります。
上半身の重さを負荷としてスクワットを行う
=白筋のトレーニング方法
ゆっくりスクワットを行うことで持久力を刺激する
=赤筋のトレーニング方法
白筋を大きくしたりというのであれば上半身だけの重さの負荷だけでは少ないですが、ピンク筋を鍛えるにはちょうどよい負荷になりますし、
赤筋を強くしたいというのであればスロトレ程度では心もとないのですが、ピンク筋を鍛えるにはこれまたちょうどよいスピードになるんですね~。
両方のトレーニング方法をバランスよく取り入れることでピンク筋は刺激され、増やすことができるというわけです。
まとめ
ピンク筋の脂肪燃焼力は赤筋よりも高いと言われています。
☑瞬発的なトレーニングで強くなる白筋
☑持続的なトレーニングで強くなる赤筋
その両方の特性を持つピンク筋を増やし作って鍛えるトレーニングは、白筋と赤筋の両方に通じるトレーニングが必要になるのです。
ただ、ピンク筋を鍛えるトレーニングは継続が大事です。
アスリートにピンク筋が多いと言われるのは、高負荷で低回数の白筋トレーニングを何度も繰り返す(持続させる)からです。
ただ、一般の人にはトレーニング自体が少し面倒くさいかもしれませんね(;´∀`)
でも継続することで何もしていないときでも効率よく脂肪燃焼する体質に変わるわけですから、ぜひとも取り入れたトレーニングであることは間違いないです。
頑張りましょう!!
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