アイリスオーヤマの会長「大山健太郎」さんが、坂上&指原のつぶれない店に出演されました。
そこでアイリスオーヤマのヒット商品がいくつも紹介されたのでが、まぁどれもこれも安い!
アイリスオーヤマの電化製品は品質は良いのに他のメーカーに比べるとものすごく安い製品が多いです。
昔から気になっていたんですよね、安くで商品を販売できる理由が。
アイリスオーヤマがなぜ低価格で家電を販売できるのか、調べてみました。
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アイリスオーヤマの前身
アイリスオーヤマの前身はプラスチックの下請け業者として存在していました。
社名を変更したのは今のアイリスオーヤマの会長である大山健太郎さんが19歳の若さで社長に就任してからです。
前社長が急逝されたのが原因です。
社長を引き継いでからヒット商品を次々に連発しました。
その一つが「透明な収納ケースです」。
今は常識になった家具ですが、アイリスオーヤマの大山健太郎さんが考えたヒットアイテムです。
自分の服を収納ケースから探していた時、「収納するではなく探す」という発想が生まれました。
探すためには外から見えないといけない。まさしく発想の転換から透明の収納ケースが誕生したのです。
アイリスオーヤマが安い理由
この発想の転換を大事にしてきた大山健太郎会長。
家電を作るときも、他のメーカーが原価から家電の価格を決定していのに対し、
アイリスオーヤマは値段を先に決めて、そこから不必要な機能を省き(ブラッシュアップして)、価格が決まる。
だから安いんです。
販売価格を先に決定することで付ける機能を選別するため、
スマートでアイデアたっぷり低価格の商品を販売することができるというわけです。
他のメーカーとは価格の決定方法が根本的に違うんですね~。
でもこれってアイデアに自信があるから安い価格設定が維持できているんだと思います。
大手メーカーの失敗を参考に
かつて名声をほしいままにしてきた日本の大手家電メーカー。
今は以前ほどの輝きはなく、海外のメーカーに押されるまでになっています。
大手メーカーは様々な機能を付けて差別化を図ってきたのですが、その機能の対価は価格に上乗せされていました。
「こんな機能いらないのに・・・」という家電も一時期多く出回っていました。
アイリスオーヤマはユーザーが本来求めている「普及価格帯」を念頭に置いて価格設定をしているため、
ブレることなく安くで販売できているのです。
開発部員の努力
アイリスオーヤマはユーザーの心に響く家電であり、安い価格での提供を継続するために、びっくりするような努力をしています。
それは・・・
他のメーカーの家電を家で使い倒すこと!
ライバル会社の商品をいくつも使って他者の製品の良いところと悪いところを徹底的に洗い出します。
それをもとに商品開発を行っているため、アイリスオーヤマはユーザーが求めている家電を世に出続けることができるんですね。
そういえば、大手家電メーカーが凋落する直前は、「誰のための機能なの」っていう家電が多かったです(;´Д`)
開発部にいる社員は他のメーカーの技術者
開発部にいる社員の多くは、他のメーカーで働いていた技術者です。
シャープ、三洋電機、東芝、パナソニック、セガなど、色んなメーカーでリストラにあった社員を自社に呼び寄せました。
大手メーカーは技術者の腕が落ちたからリストラされたわけではないので、その技術は健在です。
アイリスオーヤマの経営理念と技術者のスキルが合わさって、今でも安い家電が生み出されているのです。
まとめ
年商4750億円にものぼるアイリスオーヤマ。
これほどの年商をずっとキープし続けているのに、アイデア家電が安く購入できるという状況に変化はありません。
ユーザーが何を求めているのか。
それを一番に考えて商品開発をしているアイリスオーヤマは、今後も発展し続けることでしょう。
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