モデルでタレントの栗原類さん。発達障害を告白して大きな反響を呼びましたが、そのときに話題になったのが母、泉さんの存在です。
大きな愛で栗原類さんを導いて育て上げた泉さんの教育の方法も話題になったのですが、
なんと泉さん自身も発達障害だったことを告白されました。
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栗原類さんと栗原泉さんの発達障害

栗原類さんの発達障害はADDと略される注意欠陥障害で、お母さんの栗原泉さんはADHAと略される注意欠陥多動性障害です。
栗原類さんは幼少期アメリカに住んでおり、8歳の頃にアメリカの担任の教師に指摘され、医師に診断してもらったところ、ADDと診断されました。
また、そのときにお母様も診断してもらい、ADHDと発覚しました。
大人のADHAはかなり遅くなってから診断されることも多く、日本でも自分がADHDであることを知らない方も多くいると言われています。
金スマでも告白されていましたね。
同じ金スマの放送で、ピアニストの野田あすかさんも紹介されましたが、そのピアノが心に響いてスゴく心地よかったです。
⇒野田あすか 発達障害のピアニスト 演奏動画を視聴
母親:栗原泉さんは発達障害ではないかも?

しかし、実のところお母様である栗原泉さんの診断に関しては、発達障害ではない可能性もあります。
というのもアメリカでは、ADDやADHDと診断される方が推定される有病率を数倍以上上回る『過剰診断』が指摘されているから。
栗原類さんの場合はご自身のADDの『個性』のためにつらい経験もされていますし、
見ていて「なるほど」とある程度納得できるので診断は間違っていないと思いますが、
お母様の栗原泉さんの場合は、栗原類さんのお話を聞いている限り、「ADHDである!」と断定できるのかどうか、少し疑問が出てきます。
まず、おおらかな性格で行動力のある方であったのは間違いないです。お一人で外国に行かれてのんびり暮らしており、
ロンドンで栗原類さんの父親と出会って妊娠したものの、
「この人とはすれ違うことが多い」と考え出産直前にロンドンを出てシングルマザーとして暮らすことを選択されのですからね。
ですが、それくらい行動力のある方は世の中にごまんといますし、判断が速い人もたくさんいらっしゃいます。
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栗原泉さんの教育方法

お母様である栗原泉さんのスゴイところは、栗原類さんのADDを真正面から受け止めそれを「個性」として捉えて教育したところ。
そしてそれ以上にスゴイのは、その「個性」よりも大事なものがあることを教え、型にはめずに教育されたところだと思います。
例えば栗原類さんが記憶したことをすぐに忘れてしまっても(ADDの特徴の一つ)、大事なことは耳にタコができるくら何度も教えました。
栗原類さんが興味を持った対象にについて頭ごなしに否定することもしませんでした。
「見たものをそのままうのみにするのではなく、作り手の意図を知ることが重要」であることを何度も伝えました。
専門家の先生によると、発達障害の子供は素直なゆえに、独特の思考を持ったり、偏った考え方に縛られたりすることも多いそうなのですが、

栗原泉さんは、早い段階から『物事の本質を知ることの重要性』をキチンと指導してきたことで、
栗原類さんは人の理(ことわり)を外れずに成長できたのでしょう。
あと類さんは、「人に感謝することの重要性」についても、幼い頃から母親に教えられてきたのだと話したことがあります。
いいことがあったりうれしいことがあったら、まず「機会を与えてくれた人やサポートしてくれた人に感謝の気持ちを」という教育です。
※同じ金スマの番組でピアニストの野田あすかさんについても紹介されてましたが、こちらは壮絶な内容でした⇒野田あすか 発達障害のピアニスト 演奏動画を視聴してストレス解消!
その他にも、リーダーシップの本質について、「人の上に立って威張り散らすのではなく、人をまとめたり自分よりできない人をサポートするのがリーダーの本質」というようなことも教育してきたのだとか。
こういった教育方法は、ADDで発達障害だった栗原類さんを、個性を持ちながらも間違った道に進ませないようにするための正しい教育方法であり、
すべての親が子供に教育するにあたって必要な要素だと思います。
まとめ

栗原類さんのお母さんである栗原泉さんも発達障害(ADHD)と診断されたようですが、
素晴らしい教育方法や考え方を見ている限り、重度の発達障害という印象はないです。
軽度の発達障害、もしくはアメリカ特有の過剰診断による誤診という感じもします。
もちろんADHDの親が間違った教育をするというわけではありません。
ただ、ADD(注意欠陥障害)である子供に、何度も辛抱強く、キレずに接し続けることができるのは、よほどの忍耐がないとできないと思うのです。
大人のADHDの方は自分をコントロールする方法を身に付けている方も多いと聞きます。
栗原泉さんも一度テレビで拝見したときのご様子を見ると、障害で苦しむ母親というよりも、大らかで肝っ玉がしっかりした素晴らしい女性に見えました。
もしかしたら栗原泉さんも、自身の発達障害の症状を厳しくコントロールしながら栗原類さんを育て上げられたのかもしれませんが、
だとしたら、とてつもなくスゴい方だと思います。
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