日記

ハイパーループ輸送は日本でも実現可能か?リニアと何が違う?

ハイパーループ輸送はチューブと呼ばれる筒状の中を高速で移動する、未来の新しい輸送手段として注目されています。

新輸送システムであるハイパーループ輸送は日本でも実現可能なのか?日本で技術開発が進んでいる超電導リニアと何が違うのか?

気になるところをわかりやすく簡単にまとめてみました。

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ハイパーループ輸送とは

ハイパーループ輸送とは、チューブ内を減圧して空気抵抗を少なくし、

空中に浮かせたポッドと呼ばれる輸送機を高速で移動させるという新しい輸送方法です。

アメリカだけでなく、中国やインド、韓国やヨーロッパなどを巻き込んで壮大な計画が進んでおり、実験施設も急速で作られています。

当初は減圧したチューブ内を浮遊したポッドが高速で飛ぶ案が研究されていましたが、

費用の関係上、この案は早急に却下。かわりに現在研究されるようになったのが、磁力の力をつかってポッドを浮上させる案です。

これ、日本が長年研究・開発してきた超電導リニアのやり方と基本は一緒です。

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日本でも実現可能なのか?

日本国内でハイパーループが実現可能かというと、今のところは理論上可能です。

なぜこんな言い方になっているかというと、ハイパーループは2018年の段階ではまだ実験段階であり、

安全、コスト、技術的問題などを考慮できている段階ではないのです。

大きな企業や国が開発に名乗り出ているため、急速に開発が進むのは間違いないですが、

現段階ではまだ実用段階には程遠い状況です。そのため理論上は日本でも実現可能と言えますが、

そもそもハイパーループ輸送がこのまま実現するのかどうかはまだわかりません。

ただ、研究のための投資が莫大になっていますし、超電導リニアの実現性が担保されているため、ハイパーループ輸送が実現する可能性は高いです。

日本が超電導リニアを実現化、実用化させて安定した運行実績をつめば、

超電導リニア技術を幅広く導入したハイパーループ輸送が完成するかもしれませんね。

日本の地形でハイパーループ輸送は実現可能?

日本は勾配が強くて急カーブなどに対応できるか?という点での実現可能性については、

今の所、実現可能ではないです。

ハイパーループ輸送は直線で約1200kmを出して輸送時間を短縮するということを計画しています。

日本のように急勾配、高低が多いという地形での実用を、そもそもハイパーループ輸送は想定していませんので、

今の段階では日本での実現は不可能です。

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超電導リニアとハイパーループの違いは?

ハイパーループと超電導リニアにはいろんな違いがあります。それをまとめてみました。

実用化までの期間

超電導リニアもハイパーループもまだ実験段階ではありますが、一番の違いは実用化までの期間です。

超電導リニアは実際に乗客を乗せて運行する段階まできていますが、ハイパーループ輸送はその構造についてすらまだ完全に決定していません

要は、構想の段階から一歩進んで実験を始めたばかりなのがハイパーループ輸送で、

その段階はとうに過ぎており、今はさらに安全性やコストダウンや機能性の改善など、ブラッシュアップをしているのが超電導リニアです。

ですから、実現に近い超電導リニアと、

まだその理想の段階から少しだけ実現に向けて研究・実験を始めたハイパーループ輸送という違いを認識した上で、

これからお話する超電導リニアとハイパーループ輸送の違いを比べるようにしてください。

スピードの違い

超電導リニアは時速約600kmを実現
ハイパーループ輸送は時速約1200kmを実現予定

超電導リニアは実際に時速600kmを実現しています。ただ、乗客の安全や耐久を考慮に入れると営業速度は500kmくらいに落とすそうです。

ハイパーループ輸送は夢の時速約1200kmを掲げていますが、乗客にかかるG(重力加速度)や安全性などを考慮できる段階ではありません。

建設費の違い

ハイパーループ輸送の建築費は、超電導リニア建築費の約1/3と言われています。

しかしこれにも理由があって、ハイパーループ輸送はすでに建設されているインフラを使った場合という条件が組み込まれています。

今後ハイパーループ輸送の構造が変わったり、地下に建設されるようの事になれば、

超電導リニアと同じか条件によってはそれ以上の建設費がかかる可能性もあります。

輸送量の違い

ハイパーループ輸送は超電導リニアの1/6程度の輸送量しかありません。

ハイパーループ輸送の輸送量を超電導リニアと同程度にしようとすると、ハイパーループ輸送の建設費は現在の二倍以上かかりますし、

消費電力も3倍以上かかる計算になります。ただ、消費電力に関しては、ハイパーループ輸送の今の段階での消費電力が確定していないためなんとも言えません。

搭乗中にトイレが利用できない

ハイパーループ輸送の最大の欠点は、高速にしすぎることで0.5G~2Gの重力加速度がかかるという点です。

重力加速度についてイマイチ想像しにくいかもしれませんが、例えると自分の体重と同じ体重分の力で押し付けられるのが1Gです。

体重60kgの人がハイパーループ輸送のポッドの速度で1Gを受けるとすると、60kgの力でシートに押さえつけられているという感じです。

そんな重力加速度がかかり続けるわけですから、トイレなんかに行くことはできませんよね(;^ω^)

ちなみに超電導リニアだとこの心配は要りません。運行中はシートベルトなしで大丈夫です。ハイパーループ輸送はシートベルト着用です。

まとめ

ハイパーループ輸送について、報道ステーションでも取り上げられましたが、

開発が進んで実用段階まできている超電導リニアとは比較にすらならないことがおわかりいただけたかと思います。

もちろん今後ハイパーループ輸送の技術が進んで超電導リニアよりもスゴい輸送手段になる可能性はありますが、

それはまだまだ先の段階になると思います。

最初、報道ステーションでハイパーループ輸送について報道されたときは、

「超電導リニアも過去のものになるのか」と、ちょっと残念に思ったのですが、

調べてみて、どうやらそれは杞憂であることがわかりました。

とはいえ、日本の技術を世界にアピールできる大きなチャンスですので、日本政府は見にくい政権争いや党利党略を速攻やめて、

超電導リニアの一刻も早い早期完成、早期運用を進めてもらいたいです。

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